初心者のための税金話

ヤフオクと税金 生活用品の売却なら大丈夫なんだよね?編

まず会社勤めしかしていないサラリーマンやパートの方は、
オークションで一年間(1月~12月)儲けた利益(売上-経費)が
20万以下の場合は申告しなくてもかまいません。

ところが、年間で20万以上儲かったという場合は、申告が必要です。

日本は「確定申告制度」という 自分で自分の税金を申告して確定するということになっていますので
オークション販売で 20万以上儲かったとしても
黙っていれば(申告しなければ) ばれない(つまり税金を納めなくてもいい)という点があります。
しかしこれは「脱税行為」にあたり、税務署ももう5年以上前から 「サイバー部門」を設置して
ネット上をパトロール(?)してまわっていて
利益がでていそうなところには 軒並み お尋ね書を送っているみたいです。

うちの事務所にも 何件も ご相談いただいてます。

「お尋ね書」がくると やはりみなさん「どうしよーー」と思われますし
税務署の履歴には これで掲載されることになります。
税理士が間にたって やりとりや過去の申告書を作成することが可能ですが、報酬はかかります。
毎年 きっちりと自分でやっておいたほうが ずっと得(?)だと思います。

では どうやって申告するのか  まず、

そのオークションでの販売が

・継続的に行っているかどうか  ・売るために購入したりしていないか

というのがポイントとなります。

ネット上の情報で
「自宅で不要となった生活用品(家具・衣類など)をネットオークションに出品して利益があった場合でも
基本的に生活用動産扱いで非課税となるため 税金はかかりません。
例え生活用動産をネットオークションに出品し、年間20万円を超える利益があった場合でも、
確定申告して税金(所得税+住民税)を納付する義務はないのです。」

なんて書いてあるサイトをよく見かけますがこの情報は非常に素人的で中途半端なのです・・・・
(ネット上の情報は 公的機関が発信しているものか、事務所所在地や顔出ししている専門家が発信しているもの以外は中途半端な知識のものが多く、それらを信用すると痛い目にあう場合が・・)

確かに 貴金属や宝石、書画、骨とうなどで
1個又は1組の価額が30万円を超えるもの以外の生活用動産の売却については
譲渡所得の対象とならない(所得税をかけない)と法律で定められています。

しかし、生活用動産の売却であっても
相当の期間にわたり、継続的に譲渡している場合には
譲渡所得ではなく 事業所得又は雑所得の対象になってきます

というようになっているのです。

なので、自宅で不要となった衣類だから いくら売っても大丈夫と
安心していると 税務署から問い合わせがくるかもしれません・・・。
「相当の期間にわたり」が 何ヶ月なのか何年なのかはかかれていないので 総合的に判断されるのですが
オークションの出品回数や利益の額
あとは 購入時に本当に「自分用に」(あるいは家族用に)と思って購入したものかどうか
といったようなところから判断されるようです。

つまり、5歳の娘しかいないのに、「これ売れそうだしなぁ~」と思って
妖怪ウォッチの3歳児用のパジャマを買うとかいうのは明らかに「販売目的」で購入していますので
「仕入」に該当し、生活用動産の売却ではなくなってきます。
あとは、友人の不要になった洋服とかを預かって
かわって出品し、友人からちょっと手数料をもらうというようなことも
生活用動産の売却にはならないために
年間の利益(この場合、自分のオークションの利益+友人からの手数料)が
20万を越えていると事業所得又は雑所得での確定申告が必要となります。

2014-12-31 | Posted in 初心者のための税金話